4年ぶりにPCを組んだらやっぱりハマった件

今回は前回の記事「以前電源交換で復活した2nd PCがまた突然壊れた話」の続き。

 

新しいメインPCを構築すべく、以下のパーツを用意した。

 

新規購入:

  • Motherboard:Asus TUF GAMING B650-E WIFI
  • CPU:AMD RYZEN9 7900
  • Memory:DDR5 PC5-44800 32GBx4 = 128GB
  • SSD:Crucial T700 PCIe5.0x4 12400MB/s 4TB

壊れたPCからの転用:

約4年ぶりの刷新ということで、スペックは4年前と比較すると概ね2倍近い向上となるものをチョイスした。(これだけでも20万円くらいの出費… 円安もあって厳しい…)

 

自作PCは多分これまでに7~8台組んできていると思うが、何の問題も無くスムーズに組めた経験は正直多くない。

あるときはマザーボード初期不良で店舗に交換しに行ったり、あるときは謎のリブートを繰り返したり、あるときはメモリが正しく認識されなかったり と、その都度背筋が凍るような思いをするが、今回もスムーズには行かなかった。

とは言え、前回から4年の歳月を経て、PCパーツも色々進化しているなぁと、成熟が進んでいるなぁと感心する所が色々あった。箇条書きにすると以下…

  • CPUにピンが無くなって折れる心配をしなくて良くなっている(あれ、前回組んだ時もだっけ??)
  • CPUファンの取り付けはツメを引っかけてレバーを倒すだけでメチャクチャ楽!
  • M.2 SSDの固定はネジ留め不要でマザーボード上の止め具をクルッと廻すだけ。
  • マザーボードの背面パネルが一体化されていて端子の位置合わせとかが不要になった。

という変化に感動しつつ、ハードの組み上げはあっさり完了。この時点ではまだ電源ユニットの故障の可能性も残っていたので若干ドキドキしつつPCの電源ボタンを押すと、暫くしてちゃんとモニタに画面表示がされた。

壊れた2ndPCはBIOSも起動しなかったので、ここでやはり電源ユニットの故障では無かったのだと安堵することとなった。のだが、、 表示されたのは見慣れたBIOS画面ではなく、以下の文字列だった。

New CPU installed fTPM NV corrupted or fTPM NV structure changed.

Press Y to reset fTPM, if you have Bitlocker or encryption enabled, the system will not boot without a recovery key.

Press N to keep previous fTPM and continue system boot , fTPM will not enable in new CPU , you can swap back to the old CPU to recover TPM related keys and data.

つまりCPUが新しくなったからfTPMをリセットするか?みたいなことで、確かに新しいパーツを組んでいるので分かるのだけど、これって必ず出るものなのだろうか?

なんとなく、購入したパーツが実は新品じゃ無くて過去に一度組まれていたことがあるせいでこのメッセージって出てるんじゃ無いの??と勘ぐってしまうのだがどうなのだろう…

今回のパーツは全てヤフーショッピング経由で購入しているし、中古と明記されていたものは1つも買っていないが、少なくともCPUとマザーボードは袋がシーリングされているでも無く、過去に使用歴があっても分からない様な梱包になっていた…

まあそれは良いとして、上記のメッセージに対しては「Y」を入力することでとりあえずBIOS画面には進むことが出来た(良かった良かった…)。

で、続いてWindows10をインストールする為に以下の操作を行った。

  1. 別のWindows機に空のUSBメモリを刺し、ブータブルUSBを作成。
  2. 作成したブータブルUSBを今回WindowsをインストールするPCのUSB端子に挿入。
  3. PCをリスタート(自動的にブータブルUSBからWindows10のインストール画面に)。
  4. (今回は壊れたPCで使用していたWindowsライセンスを移行させるので)Windowsライセンスに紐付いたマイクロソフトアカウントを入力。
  5. 画面の指示通り進めてインストールを完了。

と、ここまでは非常に順調で、今回はPC構築がスムーズに出来たと胸をなで下ろしたのだが、問題はここからだった…

 

とりあえずWindowsライセンスがちゃんと認証されているかを確認する為に

スタートメニュー > 設定 > 更新とセキュリティ > ライセンス認証

へと進むと、見事にライセンス認証が「されていない」と表示されている…

なるほど、ライセンスは自動的に紐付く訳では無いのかと思い、マイクロソフトのサイトにアクセスしてログインし、自身のアカウント詳細を表示させると出てくる(紐付けられた)デバイス情報を確認したのだが、ライセンスの置き換え元(壊れた2nd機)のPC情報が見当たらない…

本来ならここに壊れた2nd機の情報が出てきて、そのライセンスをこのPCで使う、という設定をすればライセンスの移行が完了するハズなのだが、情報が出てこないのでそれが出来ない… 困ったぞ、どうしたものか……

と、そこで1つの事が思い当たった…

さっきWindowsをインストールしているときに入力したマイクロソフトアカウント、壊れた2nd機で使用していたアカウントと異なるものだったのだ…

(特に目的があってやっている訳では無いが何故か成り行き上マイクロソフトアカウントを2つ持っていて、それぞれにライセンスを紐付けているPCが異なっている。)

 

ということで、もう一つのマイクロソフトアカウントでこのPCにログインする必要があるのだが、それに色々と手こずりハマってしまった。結論としては以下の様な操作が必要だった。

 

  1. スタートメニュー > 設定 >アカウント > 家族とその他のユーザー > その他のユーザーをこのPCに追加
    からライセンスが紐付けられたマイクロソフトアカウントのユーザを追加。
  2. そのユーザの権限を「管理者」に変更。
  3. 一旦Windowsをサインアウトし、上記で追加したアカウントで再度サインイン。
  4. スタートメニュー > 設定 > 更新とセキュリティ > ライセンス認証
    でライセンスが認証されていないことを確認しつつ、「トラブルシューティング」をクリック。
  5. 表示されるダイアログボックス内の「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」をクリック。
  6. ログイン中のマイクロソフトアカウントに紐付いているPC情報がリストアップされるので、その中から目的の(今回は壊れた2nd機)PCを選択し、「アクティブ化」をクリック。

これで無事にライセンスを新PCに移行することが出来た。(良かった……)

 

毎回ドキドキするPCの移行だが、ひとまずここまでは無事に済んだものの、またいつ何処で同様のハマりを起こすかもしれないので備忘の為にここに記事にしておくことにした。

 

P.S.

まあ、移行の本当の苦労はまだこれから(アプリインストールやデータの移行など)なのだが、ひとまずはベースとなるハード&OSの動作が確認出来たので良しとしよう…